かべすのおしゃべり

歌舞伎を観たり歌舞伎の本を読んだり歌舞伎のこと考えたりのあれこれを書き残しておきたいなと思いました。

「紅葉狩」国立劇場

先ほど、国立劇場で「紅葉狩」を楽しんできましたので、感想ほか忘れないうちにメモ書きです。

主な配役は以下のとおりでした。
平維茂 松緑
更科姫実は戸隠山の鬼女 梅枝
次女野菊 玉太郎
従者左源太 左近
従者右源太 萬太郎
山神 坂東亀蔵
局田毎 高麗蔵

もう何と言っても梅枝さんの更科姫の素晴らしさが圧倒的でした!

赤姫としての上品なたたずまい、そして鷹揚な舞振りの素晴らしさ。扇二つ使いもピタッと決まってました。
ちらりと見せる鬼の表情の絡みつくような視線の恐ろしさにもゾクゾクさせられました。

鬼女と変じてからも、踊りの力強さで松緑さんと五分で渡り合っていましたね。

ただ、鬼の恐ろしさという意味では、赤姫姿での目つきの方が怖かったかも笑
ま、梅枝さんは真女形ですからね。。。

あと、局田毎の高麗蔵さん、よかったですね〜

存在感で舞台がキュッと締まってました。梅枝さんとの踊りも、渋みを感じさせるカッコ良さでした。

今回の公演は歌舞伎鑑賞教室ということもあってか、鬼滅の刃とか刀剣乱舞とかとコラボしたりしているんですね。萬太郎さんの解説もLiSAの曲で始めたりしていましたが、小さいお子さんたちも楽しめたのかな?

#歌舞伎 #国立劇場 #紅葉狩